2019年8月 森のたより
なんというか暑さに閉口しますね。屋外に出ると体温を上回る暑さに血液が逆流するように感じてしまいます。夏がやってきましたね。
さて幼児期に育ってほしい10の姿。今回は「協同性」という言葉を僕なりに深掘りします。
国が示す要領とか指針には「友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。」と書いてあります。
なんだか文字にすると難しそうなんですが、例えば運動会でクラス対抗の綱引きをしましょうとなると、練習しますね。誰を前にしようとか、声をそろえようとか。年長会議の議題に上ったりもします。発表会でも番組を作っていくときには様々な工夫が語り合われます。そんなこどもたちの姿を思い出していただければ難しいことはありません。友達とおしゃべりして互いの思いや考えを共有し、共通の目的に向けて考えたり工夫したり協力したり・・・・そのままの姿ですよね。
でもいつもいつもそのように上手くいくとは限りません。本来人間は協同性の中に生きる生き物なのです。大人でも、どうも友達との関係が上手くいかないとか、ケンカばかりしてしまうとか、そういう悩みは協同性の中で生きようとするが故に悩むのですね。