お知らせ・保育室から

2019年8月 森のたより

森のたより2019.08.01

なんというか暑さに閉口しますね。屋外に出ると体温を上回る暑さに血液が逆流するように感じてしまいます。夏がやってきましたね。
さて幼児期に育ってほしい10の姿。今回は「協同性」という言葉を僕なりに深掘りします。
国が示す要領とか指針には「友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。」と書いてあります。
なんだか文字にすると難しそうなんですが、例えば運動会でクラス対抗の綱引きをしましょうとなると、練習しますね。誰を前にしようとか、声をそろえようとか。年長会議の議題に上ったりもします。発表会でも番組を作っていくときには様々な工夫が語り合われます。そんなこどもたちの姿を思い出していただければ難しいことはありません。友達とおしゃべりして互いの思いや考えを共有し、共通の目的に向けて考えたり工夫したり協力したり・・・・そのままの姿ですよね。
でもいつもいつもそのように上手くいくとは限りません。本来人間は協同性の中に生きる生き物なのです。大人でも、どうも友達との関係が上手くいかないとか、ケンカばかりしてしまうとか、そういう悩みは協同性の中で生きようとするが故に悩むのですね。

このような協同性を豊かにするという学びは今まででも教育の中で重要な項目として育てられてきました。読者の皆さんも小学校や中学校で、みんなでなか良く一緒に頑張りましょう!と励まされてきましたよね。
ちなみに、私たちの中で流行している言葉があります。それは「昭和の保育」です。
昭和、平成、令和と元号が変わってきましたが、改めて昭和の時代を振り返ると、とにかく右肩上がりの時代でした。人は誰しもが励めば成長すると教えられ、先人に続けと励むことを強要されました。保育や幼児教育もその通りです。教諭や保育士が頑張ってやろうと子どもを励まし、先頭に立って旗を振ってきました。運動会や発表会になると、まるで戦場のように衣装や舞台作りに凝り、先頭に立って走らないと先輩からゲキが飛びました。
そのような保育。例えば、先生の命令に従い、笛の音で一斉に行動する。そんな保育を「昭和の保育」とよびますが、今回の改訂にある乳児期の教育重視とか非認知能力を大切にしようなどという流れ、その底流にある、未来社会が求める人間像などを考えると、どうも、「昭和の保育」をさらに勧めましょうとはならないようです。
それは教諭や保育士が旗を振って先頭を歩くのではなく、こどもたち一人一人の思いを大切にし、互いの関わりをもっと尊重しようと言って良いのかもしれません。
実際、年長会議を見ていると本当に良く話し合います。自分の思いをしっかり伝えようとしますし、友達の気持ちをわかろうとしています。もちろん、そのような気持ちがどのように表現されるかには個人差があり、困難もあります。でもその困難を何とかしようとする気持ちも観ることができます。そしてその輪がクラスに伝わり一人一人に伝わっていきます。
お家でも、こどもを第1にといいつつ、どうも大人主導で遊びを計画してしまいませんか?夏の水遊びを楽しむお子さまの顔をのぞき込み、なにを見てるのかな?なにを考えてるのかな?と思い巡らすひとときを是非ともおつくりください。
「昭和の保育」でなく、今に生きるこどもたちのための教育や保育を考えると「協同性」という言葉も新しい方向を示しているようにも感じてきます。
プール遊びや水遊びの歓声がやがて蝉の声にかき消され、秋がやってきます。それこそ運動会や発表会がやってきます。新しい教育や保育をどのようにご覧いただきましょうか。

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