2018年6月 森のたより
梅雨になるのでしょうか。雨がその気にさせますね。高い湿度にうんざりもするのですが、日本の文化を育ててきた気候でもあります。
さて、こどもの動きにはドキッとさせられることが多くあります。こんなことができるようになったのかと成長に驚くこともありますし、逆にこんなことおぼえなくて良いのにと、いわばマイナスの成長にドキッとするようなこともあります。
発達というのは英語の「development (ディヴェロップメント)」の訳語です。一昔前、写真屋さん等の店先に「DPE」、写真フイルムの現像しますと広告してありましたが、これは Development - Printing - Enlargement の略で「現像・焼き付け・引き延ばし」のことです。写真はフイルムからネガにして、それを印画紙に焼き付けて写真となりました。現像室で真っ黒のフイルムを液に浸すと撮影された像が現れ出るところからdevelopmentと言います。発達とは時間の経過とともに現れ出ることで、大人であれ子どもであれ、変化していく様子は全て発達なのです。