お知らせ・保育室から

2018年1月 森のたより

森のたより2018.01.09

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

雨が多いお正月でしたね。どのようにお過ごしになりましたか?
お正月は一年の初めでいろいろな行事があり、なんだかウキウキしたからでしょうか、小さい頃の出来事を良く覚えています。皆さんはいかがでしょうか?
今年はお一日早々からお客様をJRの駅に送ることがあって、帰り道にショッピングモールにたち寄ることがありました。考えてみれば、ここ数十年、元旦に家を不在にすることがなかったから、いわば初めての光景でした。まるで浦島太郎のような話です。
で、驚いたのは普段と何も変わりが無い日曜日のショッピングモールだったということです。もちろん少し混雑した感じを受けるのですが、いわゆる晴れ着も見ないし、正月らしいのは「初売り」とか「新年なんとか!!」とか書かれたお店のポップぐらいです。
お正月や節句などの晴れの日の食卓の賑わいやごちそうが、毎日の生活の食卓になったように、お正月だからという思いがうすれていくようです。

少なくとも今から50年前は「元旦は全てが休みだ」とおしえられました。台所も雑煮のすましを作る程度で、包丁もつかわず、お風呂も立てませんでした。新しい服に袖を通し、お年玉も二日から使えることを楽しみにしていました。何も変わらない毎日の積み重ねの中で季節を節目に分けて行事を迎えることで生活のアクセントにしてきました。
現代社会は毎日がアクセントです。ベンチャー企業の若手社長は昔10年20年でやってたことを今は2年や3年でできる時代だと言います。そういえば、僕自身、「去年と同じ」とか「前例に従って」などというセリフが言いにくくなったり、聞いたりしなくなったように感じます。
安野光雅さんがエッセイのなかで人が生きるスピードは歩くスピードじゃないかとか書いていたことを思い出します。「走ると周りがよく見えない。自動車に乗ればなおさら見えない。見えていると思っているが実は見えていないんじゃないか。ジェット機なんかに乗ったらもう見えない。目的地を目指せば歩くより遙かに早く着くことができるけど、ひょっとしたら目的地に早く着けば、早く着いた分だけ年をとっていくのじゃないか」というような話だったと覚えているのですが、現代はみんなで一緒にジェット機乗っているようですね。
毎日毎日どんどん変化してるけど、スピードが速くて見ているつもりになってるだけで実は見えてない。鈍感になると、怖さも感じなくなります。
人間の寿命はどんどん長くなって行くけど、これは最後が延びているだけで、生まれてからの成長ラインは変化がないと思っているのですがどうなんでしょう。
子どもが大人になっていくカラダの成長は昔も今も変わらない。そういうカラダの成長のスピードと社会の動きがどんどんかけ離れていくようにおもうのです。
そういう今に生きる私たち大人は子どもたちのために何ができるのでしょうか。
時の流れの速さにおどおどとしてしまうお正月でした。

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