お知らせ・保育室から

2017年9月 森のたより

森のたより2017.09.01

なんだか夏を満喫する!というにはほど遠い今年の夏が終わろうとしています。9月は年度の半分を終えようとする月です。この半年を振り返り、10月からの後半に向けての準備の時期でもあります。ちょうど今年は9月の30日の月末に運動会を予定しました。前半の締めくくりです。
「はえばたて たてばあゆめの親心」という言葉があります。一日も早い我が子の成長を待つというのでしょうか、子を持つ親の心情をよく表した言葉です。
でもお子様の成長は、ぬれた和紙をゆっくりゆっくりと一枚一枚重ねていく・・・・と表現されるように、目に見えるスピードではありません。「少し見ないうちに大きくなったね。もうこんなこともできるんだ!」と久しぶりに会った友達に言われ、改めて我が子の成長を見直すことさえあります。

いずれにしてもバランスよく育ってほしいと願うのですが 、でこぼこして育つのが現実です。例えばキャッチボールとは相手が投げるボールをグラブで捕って相手の捕りやすいボールを投げ返すという単純な遊びなのですが、人間の持つ機能を上手に使わなくてはなりません。地球の重力をうまく感じて立ち、風や太陽の位置にも注意をはらい、目でよく見て、筋肉をうまくコントロールして投げなければなりません。いわばバランスの良い育ちの結果成り立つあそびなのです。
こういう様々な感覚を統合していくことができないと、飛んでくるボールに集中できないとか、ねっとりしたグローブの感触が気になって集中できない、力をうまく使えず強くて捕りにくいボールをなげてしまう。或いはいつも相手を困らせているのがわからなくて謝ることもできずキャッチボールする相手が見つからないなどなど、の「困り感」を持つことになってしまいます。
「生きにくさ」や「困り感」は感覚を統合できない育ちであることを教えてくれるのです。こういう感覚はどのように育つのでしょうか。例えば1歳のクラスでは段ボールの箱に自分のカラダを入れたり、お友達と狭いところにギュウギュウ詰めで入って遊んだりしています。これはボデーイメージを持ち、固有感を育てるのに大いに役立ちます。同時にカラダ全体で物に触れ触覚も養われます。感覚の育ちは自分が意識して獲得する物ではありません。人間のDNAに組み込まれた学習なのです。だからといって今日の子どもたちを取り巻く社会環境を信頼して自然に育つのに任せられるかと言えばNOでしょう。お友達との関わりとか適切な教材環境を考えないと育たない部分もあると考えます。
この無意識に育つ感覚統合はこれから子どもたちに課せられてくる物を知ったり、言葉を学んだりする部分の基礎になるのです。
ということは、育ちのバランス同様、数に興味を持ったり、言葉に興味を持ったりしていろいろなことを知ろうとして、認知能力を延ばそうという時に「生きにくさ」や「困り感」であらわれると言うことです。
少し具体的にいえば、感覚の統合がうまく行われていないと「落ち着きがない」「様々な刺激に過敏」「体の痛みなどに鈍さがある」「言葉のおくれ」「友達とうまく遊べない」「自分の行動や気持ちをうまくコントロールできない」などということが著しくあらわれているということです。
ところが、「落ち着きがない」という子も、反面「興味や関心が色々移り多彩な個性を持つ子」ということができます。注意していただきたいのは、言葉が遅れているから、或いは落ち着きがないから感覚統合ができていないわけではないということです。感覚統合に問題があると、しばしば様々な困り感となってあらわれることがあると言うことです。
かといってそのまま見守っていれば良いというのではありませんし、厳しくしつければ改善するということでもありません。とにかく、子どもの気持ちをより確実に読み取ることが大切です。
子どもに接しているということでは保護者の皆様も私たち保育スタッフも同じです。それぞれの目線で感じたことを共有することがより適切な子ども理解につながるでしょう。
9月もどうぞよろしくお願いします。

ながらこどもの森 空き状況

3号
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2号
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