2020年12月 森のたより
ECCの時間をお世話になっているのはアンドレ先生です。かれは園に入ったら英語しかしゃべりません。
どれほど日本語を話すのかわかりませんが、とにかくながらこどもの森に来はじめて3年目になります。とっても優しくって子どもたちはECCの時間、アンドレ先生に会う時間を楽しみにしています。
このお便りでは異文化交流としてその時間をお知らせしています。現在ではECCにお世話になっているので英語の時間?あるいは外国語に親しむ時間?と理解いただいてると思います。
いずれにしても英語教育の時間だと思っておられる方が多かろうと思います。でも出発は少し違うのです。英語学習の時間を始めようとして始まったのでは無く、ある保護者からの提案から始まりました。
10年以上前の話ですが、英国人のお父さんと日本人のお母さんを持つ女の子が入園しました。どうやら、朝の送りはママが、お迎えはパパの担当なのか、楽しい毎日が続いていたと思っていました。しかし、ある日パパから相談を受けました。彼の風貌はいわゆる西洋人。大きな体で、金髪です。そのパパは「園長。どうも娘の友達たちが私を見る目がなにか怖いものを見ているような雰囲気を感じる。外国人に慣れてないのかな?コレって問題だよね?」ということでした。
その通りですね。「だったらあなたが園に遊びに来てくれたらどうですか?」と提案しましたが、それでは何か考えてみようと言うことで、数日後、私の友人で幼稚園に毎月行っている人がいるからその人と話し合いをと、友人を紹介していただきました。
そして彼の友人には「英語教室じゃない。とにかく子どもたちとコミュニケーションをとることを第一にして、一緒に遊ぶひとときを共にしてください」とお願いしました。それからその日を子どもたちが異文化交わる日と呼び始めたのです。