お知らせ・保育室から

2020年8月 森のたより

森のたより2020.08.03

梅雨明けです。空気も軽くなったようですね。子どもたちの声も元気に聞こえる気がします。
先回ではこども環境学会代表理事の仙田先生のコメントを紹介しましたが、もう8月ですが、園での生活はまだ2カ月です。感染が広まってくると気持ちもふさぎ、できることもしなくなる傾向があるので、このように長期化すると大切な時期を見過ごしてはしまわないか本当に心配です。
皆さんは認知能力とか非認知能力という言葉をお聞きになったことがありますか?
当たり前のようこの便りで使っていますが、まず認知能力。すなわちなにがしかを脳で認知していく力。例えば小学校で学ぶ算数とか国語。こども園でも自分の名前をひらがなで書いたり、絵本を自分で読んだり、カードの数字が5になったらベルを鳴らすゲームを遊んだりしてますね。いわゆるお勉強?と言ってもいいかもしれません。そのような能力は理解度をテストなどで点数にすることができます。点数化できる能力。又、誰かに教えてもらう能力と言うことができますね。
非認知能力は、非がついてますから認知能力じゃない能力。点数化できない。教えてもらえない能力ですね。自制心。いわゆる我慢するとか粘り強くがんばったり、誠実に行うこと。あるいは失敗しても前向きに再チャレンジしていく力。「いい性格してるね!」といってしまうような力。そのような能力です。これは逆に我慢できなかったり、ズルしがちだったり、すぐ諦めてしまうとなると非認知能力の育ちが弱い・・・となります。

今までは、それは性格なんだから・・・と言ってきました。それは叱っても治らないし、教えてもなかなかできないから「性格」という二文字で落ち着かせてきたのです。
しかし、ノーベル経済学賞受賞者のヘックマンがその著書で明らかにしたのは小学校就学前に良質な幼児教育を受けたこどもは成人後の人生成功率が高いということでした。そしてその良質な幼児教育とは認知能力の育ちでは無く、非認知能力の育ちに重点を置く教育だったと紹介しました。
だったら非認知能力を育てる教育をどしどししたらいいんじゃないかと思いますよね。でも、この非認知能力は教え込めないのです。じつは「非認知能力はそのこどもを取り巻く環境の産物」なのです。こどもの非認知能力を高めたい、すなわち、我慢でき、誠実でしっかり頑張れる力は誰かが教えるのでは無いのです。こどもに教えるのでは無く、環境を整えることなのです。
栄養価の高い食事はもちろんですが、知的な興味を刺激するおもちゃやお話や絵本の読み聞かせ、変化に富み、豊富な語彙での話しかけなど、心身の育ちに大切な環境を整えても、実は心の育ちを阻害するものがあります。それはストレスです。
強いストレスは、小さな失敗でもなかなか立ち直ることが難しかったり、些細なことで喧嘩になったり、ついついわがままなふるまいをしてしまったりという行為を生み出しがちです。
せっかく用意された環境へも否定的に関わろうとしてしまうのです。
又、こどもたちは赤ちゃんの時から親さんや周りの大人の反応によってこの世界を理解しようとしています。何気ない言葉のやり取りが、こどもの周りの世界を知る興味を育てていきます。以上児クラスでは少し整理されて「環境認識」などという言葉になりますが、乳児の世界では毎日のことばがのやりとりが脳内の感情や認知、記憶を育てていくのです。
又、さらに乳幼児期に受ける様々な圧力を調整する働きも大人は持っています。新しい出来事にこどもが戸惑っているときに、大人が適切に反応しないと戸惑いはそのままストレスとなってしまいます。一緒に驚いたり、怖くないよと抱っこしたり。当たり前のことなのですが、当たり前のことだからこそ大切な成長には欠かせないものなのです。

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