お知らせ・保育室から

2017年7月 森のたより

森のたより2017.07.01

蒸し暑い毎日です。体温を調節するのが少し難しい小さなこやお年寄りは熱中症に用心が必要ですね。
ながらこどもの森ではお外遊びの前の水分補給を心がけています。皆さんも体がほしがっているから水分補給するという発想から、体はきっとほしがるから事前に水分補給しておきましょう。という発想に切り替えてくださいね。

さて七夕の7月7日は7が並ぶ日ですから東洋にある五節句の一つで、大切な日とされています。
以前は祖父母参観を催したり、大きな笹を玄関に飾ったりしました。七夕を園の大切な行事としていたわけです。「どうして無くなったの?こどもたちもたのしみだろうけど?」と疑問に思われるかもしれません。
いわゆる「行事保育」と言われる形態があります。入園式に始まってはなまつり、母の日、時の記念日、父の日、七夕、お盆、夏祭り・・・・そして卒園式。一年中様々な行事を通じて、そのつど絵を描き、或いはプレゼントを製作し、造形遊びでの製作を行い、イベントが催される場合もあります。
保育関係業者の皆さんがお持ちになるカタログにはそれぞれの行事がより楽しく、或いは意義深くなるような品物がたくさん用意されて購買意欲を刺激します。
私自身もそのような保育を実践してきました。そういう保育が当たり前だと思っていました。五月の連休が終わると早速、母の日を目指しての制作が始まります。みんなが一斉にお母さんのお顔をかきます。お隣の子の絵を見ながら描く子もいれば、嫌がって描いてくれない子もいます。みんなが同じように作品を描くことが大切だったような気もします。

戦争が終わったころ、私たちの国はまだまだ貧しく、こどもたちが多くいた多子社会。日頃のお母さんへのねぎらいも十分できなかった社会でした。母の日が次第に普及し、地区の婦人会で紙製のカーネーションが配られた時代です。そのような時代の保育はもちろん行事を追う保育でした。
一概に行事保育を否定するわけではありません。確かに様々な行事に関わり体験をすることは大切なことです。しかし。問題は、その体験が「とりあえず体験する」になっていないかということですし、こどもを取り巻く環境が著しく変化していることも考えなくてはなりません。
どこかに畑をお借りして、みんなで苗を植えに行き、知らないうちに大きくなって秋を迎えて芋の収穫に。たくさんとれてみんな笑顔。と、確かにそれもいいと思うのですが、園庭の片隅の花壇にサツマイモの苗を植え、 「なんだか苗の植え付けがおかしいよ」「今のうちに直そうか」とか、「今日のお水は誰がやるの?」と関わりができ、「ヤヤ、芋が見えるよ!!」「どれくらいとれるかな?」「みんなで食べられるかな?」などと、収穫は少ないのですが、育てる体験の中身を考えたいのです。
となると学びを深める体験と、なかなか難しい体験ができますね。こどもたち自身の学びや他児との関わり、育児の方向等などと、様々な社会環境をも考えて行事に振り回されない、教育の場を考えています。
七夕もしっかり学ぶ要素がたくさんあります。ミニ発表会や大きな竹につるす願いもいいのですが、遙か宇宙へ、空の彼方へと想いを巡らすことは少し別の方法をというわけです。
もちろん持ち帰った笹の葉、十分お褒めいただき、星の話や空のお話をお子様と楽しんでいただき、台風の去った空に向けてお飾りください。
乳児は安心と安定の中で育つというお話を先月号で書きましたが、幼児も同じなのです。イベントや行事があると、なんだかとても学んでいるようなのですが、こども自身の育ちは毎日淡々と繰り返される日常生活の中にその多くがあるのです。藤井4段の育ちが話題になっています。彼が受けた幼児教育はモンテッソリー。私たちが実践しているフレベルの教育を源泉とするオルタナティブ教育の一つです。
乳児脳から幼児脳へ、脳の育ちは増えるだけではありません。使うものが育ち、使わないものが刈り込みされるという乳児脳の発育はやがて複雑に細胞を増やす時期に移っていきます。刺激が多い方がより複雑になるだろう、とは刺激を受けても反応が鈍くなりはじめる20歳を過ぎた大人の脳が思いにすぎません。刺激を求める大人社会が適当にちりばめた記念日やイベントはこどもにとっては不安定になる要素だともいえるでしょう。十分な吟味がこれからも必要と考えます。
ゆっくりゆったりと育つところにこどもの育ちはあります。乳幼児期にだけ許された至福の時なのですね。

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