お知らせ・保育室から

2022年8月 森のたより

森のたより2022.08.01

毎朝園庭から聞こえるセミの鳴き声・・・大人は暑さが増すばかりですが、こどもたちはワクワクするようです。

そんな子どもたちが羨ましく思う今日この頃。

5月のたよりで職員会議のことを少し書かせていただきました。その会議、保育の質を高めるための研修の場になっています。6月、7月は「ことば」についてグループ討議をしました。
以前に理事長先生がこのたよりで ”3000万語の格差”という本を紹介していましたが、この本の帯には「人生の基礎は3歳までの言葉環境でつくられる」と書いてあります。
私はまだ完読できてはいないのですが、赤ちゃんの脳の発達と言葉の関係について書かれており、その中に「命令は自己制御も脳も育てない」とあります。

命令と短い指示は脳を育てる効果が一番低い方法です。命令や指示は、ほとんどまたはまったく、言葉による反応を要求しないからです。
たしかにそうだな、と思ったのと同時に私たち堂角舎の保育では「指示、禁止、命令」の言葉を使わないこと、肯定的で なぜ どうして を考えられるような言葉がけを心掛けていることを再確認しました。

この写真は先月の感触遊びのものです。この日はスライムを作っていました。

この場面だけでも子ども同士の会話がたくさん聞かれ、私にもスライムについてたくさん話してくれました。
作り方をしっかり説明してくれる子がいれば、○○みたい ネバネバしとる などと知っているものに例えたり自分が感じたスライムの感触をきちんと言葉で伝えてくれる子どもたちに言葉の豊かさを感じました。

また、6月には長良西小学校1年生の算数の授業参観をさせて頂いたのですが、問題が文章で出されていました。まず文章を理解してその後で計算式を作っていく過程を見て、乳幼児期の言葉理解って本当に大切だな、と思ったのです。

話は職員会議に戻ります。職員間でも「言葉」について考え、実際にどんな言葉がけをしているのか出し合いました。それをグループごとでまとめ、それぞれ何を大切にしていくのかを確かめ合いました。

大人は子どもたちにとって成長・発達するための大切な環境の一つです。子どもたちの言葉環境を豊かなものにするために、私たち保育者はもちろん、保護者の皆様もそれぞれのご家庭で子どもたちとたくさん会話してくださることを願います。


ながらこどもの森 空き状況

3号
認定

0歳児

×空なし

1歳児

×空なし

2歳児

×空なし

2号
認定

3歳児

×空なし

4歳児

×空なし

5歳児

◯空あり

1号
認定

3歳児

×空なし

4歳児

×空なし

5歳児

◯空あり

[8月8日現在]
詳しい空き状況は園までお問い合わせください。 毎月20日までに申込み、翌月1日からの入園。

お問い合わせ・ご相談

ながらこどもの森
TEL:058-231-8945
(受付時間/9:00~16:00)