お知らせ・保育室から

2021年8月 森のたより

森のたより2021.08.02

梅雨明けが報じられ、またまた暑い夏の日がやってきました。オリンピックが始まり、事務室には写真を切り抜いた穴だらけの新聞が置かれています。

私は57年前の1964年のオリンピックを覚えています。というより、聞き覚えているといったほうがいいのかも知れません。テレビは見ていて、リアルタイムに出会ってましたが、記憶はおぼろげです。むしろ大会が終わって、映画やテレビ、雑誌などで東京オリンピックの記憶が私の頭の中につくられてきたといっていいと思います。

サクラの子どもたちはオリンピックのメダルを数えたり、活躍を伝える新聞の写真を切り抜いたりして楽しんでいます。テレビはどのチャンネルもオリンピックで大騒ぎな毎日。リアルな感動を伝えようと苦労しているのでしょうが、テレビの画面越しではどこかで誰かが演じているバーチャルな体験です。様々な情報が子どもたちの未来にどのように映っていくのでしょう。


さて、園庭の西側の夏野菜も出来不出来はあるものの、なんとか子どもたちのお口に入っています。「僕はオクラが大好きなんや!」と聞くと、ほんとかな?と思いながら、「新鮮なオクラが食べられるから待ち遠しいね」なんて会話をしています。

今日はフジの子たちが採れたトマトでピザをつくってごちそうしてくれました。ユリの子たちはニンジンをソテーして食べました。「美味しい!」とのことです。

こういうのはリアルな体験ですね。葉が茂り、花が咲いて、花が散って、そのあとに実がなる。そして、その実を食べる。という、大げさに言えばトマトやオクラの一生を目の当たりにしているわけです。

花が咲いた。実が付いた。赤くなった。大きくなった。・・・・いろいろな変化に気づきます。決して突然ではありません。毎日、毎日の少しづつの成長が果実となっていくことを学びます。

前回のお便りで「挨拶」のことを呼びかけましたが、いかがでしたか?少しは気にかけていただけたでしょうか。挨拶も衣類の着脱や食事、排泄と同じように、人が社会の中で生きていくうえで大切なことがら。すなわち基本的生活習慣の一つです。

「習慣」というのは、わざわざ注意されなくても、指導を受けなくても「する」「してしまう」ことです。大人は「できる」ことにこだわります。しかし「できる」ことがすなわち習慣となって「する」ということではないのです。

園での日常の繰り返しが大切だというのは、できるようになったことが「習慣」となるまで、根気強く支援することです。

挨拶は毎朝、毎夕、様々な日常の中で繰り返されます。機会が多いということは、それだけ学ぶチャンスが多いというわけです。

なるべくお出かけは控えましょう。というコロナ禍では、家族での夏の出来事も少なくなるかもしれません。でも、祖父母やお知り合いの家族との出会いの場で、ぜひとも挨拶を心がけてください。この夏の思い出が挨拶と一緒に子どもたちの心の中に刻まれるのを願っています。

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