2021年2月 森のたより
雪が多い冬のようですが、日差しは意外と暖かく、子どもたちの園庭遊びも毎日楽しそうです。
「光るどろだんご」が子どもの遊びに登場したのいつ頃でしたでしょう。20年以上前になると思います。それまでも「どろだんご」は砂場遊びの定番でしたが、「光る!」と形容されているので興味がわき、僕自身も挑戦。なるほど。確かに「光るどろだんご」が出来上がりました。
その「どろだんご」は今も持っていて、記念品のような存在になっています。(下の写真)
「どろだんご」は、もちろん「どろ」で作ります。なかなかいい泥がないのですが畑土に砂を混ぜたのがいいですね。どんな土がよかったかなとインターネットで検索したら・・・・なんとたくさんの「泥団子つくり」が紹介されていました。要するに、次第に細かな土をかけて土の粒子のすき間を埋めていけばよいわけです。
この乾いた砂に手を入れて引き上げたときに掌についてくるパウダーのような砂を集めていた時に、どこかでこの粉を見たのを思い出し、そういえば粉絵具のようだと・・・・・そこで粉絵具を使うこととなり、さらに絵の具の色を変えて、ストッキングで磨き出来上がりました。
20年以上経過しますが、今でも光は失われず、壊れもしません。なんとたくましいものです。
園では子どもたちが僕に「青色下さい」と言ってくるので、「じゃあ、団子を見せてください」といって、団子が丸くなり、覆う土の粒子が絵の具を載せてもいい細かさになっていれば、「ハイ何色がいいですか?「青色お願いします」「はいどうぞ」と粉絵具を渡します。紫とかオレンジ色という注文には、何色と何色を混ぜればいいですか?と尋ねたりします。
「ウーン 赤と青色!」とか教えてくれて、お皿に入った粉絵具をもって、そろそろと園庭に急ぎます。粉絵具が爪のすき間や服についたりしていてお困りだろうと思います。ごめんなさい。
木綿は水洗いで落ちますが、ウールや絹は簡単に落ちない時もありますから、お洗濯にご注意をお願いします。
粉絵具の粒子は砂に手を入れて掌についてくるわずかな砂の粒子より細かいので丹念にこすりつけながら布で磨くと艶が出てきます。さらに磨きをかけることで光りだし、光るカラー泥団子の出来上がりとなります。
最後の磨きでほとんどの子が断念します。お父さんやお母さんの協力が必要です。YouTubeで詳しい作り方を見てください。けっこうはまります。
粉絵具、よろしければ差し上げますよ。お申し出ください。