お知らせ・保育室から

2020年1月 森のたより

森のたより2020.01.08

みなさん あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします


やさしさとあたたかさが伝わる絵ですね。白い歯が光り、お空の雲までうれしそうです。とても楽しいひとときをお友達とすごしたんでしょうね。(昨年の遠足直後のまんしょうじゅんさんの作品です)
暖かいといえば、全く雪の気配を感じない冬を迎えています。なんだかお正月らしくないお正月を迎えました。
大晦日の夜に家長が若水を汲み、その水で雑煮を炊き家族がそろって年始めを祝う。などという風景は少なくなったでしょうし、家長制度などということも、思い出話で伝えられるだけとなりました。しかし、日本の原風景と言われるような世界を垣間見ることができるのがお正月です。
「お正月」の歌には「♪お正月にはたこあげてコマを回して遊びましょ」とか「♪まりついておいばねついてあそびましょ」とありますね。園では羽子板を用意したり、コマ回し大会を行ったりして伝承あそびとして体験するようにしています。羽根つきをのぞけばどれも一人で遊べる道具ばかりに気付きます。しかし、僕の幼い頃を思い出しても一人で遊んだ記憶はありません。コマ回しも密かに練習をしてコマを回しながらの鬼ごっこに夢中になっていた頃を思い出すのです。(鉄ごまを手の上で回し、回っている間は動けるけど、コマが止まると足が止まり、コマを手の上で回しているおににつかまるというゲームです)
僕の幼児期にはなにをやるにも仲間がいて、仲間の中で育ち仲間の父母にも我が子と同じように叱られたものです。

仲間はいろいろなことを教えてくれます。年長の人を尊重する。わからないことは年上の人に聞く。年下の者に聞かれたら丁寧に教えてあげる。仲間はずれにしない。困ったことがあったら助ける。ひとりぼっちにしないし、一人の時間空間も保証する。秘密は守る。などなど、まるで人生で大切なことの多くを学んだようでもあります。ロバートフルガムが書いた「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」という名著のごとくですね。
こどもたちの関わり方を見ているとなるほどと、うなずく場面が多くあります。
例えば泣いている子が居て、どうして声をかけないのだろう、なぜ無視しているのだろうかと見ていると、今はどんな慰めの言葉も通じない。誰かに声をかけてもらうより今は一人で思いっきり泣くのが一番!と、わかっているのです。だから声をかけない。泣き終わったら涙を拭くティッシュを持って行ってあげてます。自分が通ってきた道だからわかるのですね。
砂場の手ブランコで苦戦している友達を見てて、こんな風にやると上手くできるよと教えているのですが、自分自身で越えなければいけない課題の部分になると挑戦する友達を見放して他の遊びに行ってしまいます。一人で頑張ってやらなければいけないところがしっかりわかっているからこそ、そうするのですね。なかまだからこそ励まし合えるのですね。
「みなさん!! あけましておめでとう」なのです。

ながらこどもの森 空き状況

3号
認定

0歳児

×空なし

1歳児

×空なし

2歳児

×空なし

2号
認定

3歳児

×空なし

4歳児

×空なし

5歳児

◯空あり

1号
認定

3歳児

×空なし

4歳児

×空なし

5歳児

◯空あり

[8月8日現在]
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