お知らせ・保育室から

お知らせ・保育室から

2021年2月 森のたより

森のたより2021.02.01

雪が多い冬のようですが、日差しは意外と暖かく、子どもたちの園庭遊びも毎日楽しそうです。

「光るどろだんご」が子どもの遊びに登場したのいつ頃でしたでしょう。20年以上前になると思います。それまでも「どろだんご」は砂場遊びの定番でしたが、「光る!」と形容されているので興味がわき、僕自身も挑戦。なるほど。確かに「光るどろだんご」が出来上がりました。

その「どろだんご」は今も持っていて、記念品のような存在になっています。(下の写真)

「どろだんご」は、もちろん「どろ」で作ります。なかなかいい泥がないのですが畑土に砂を混ぜたのがいいですね。どんな土がよかったかなとインターネットで検索したら・・・・なんとたくさんの「泥団子つくり」が紹介されていました。要するに、次第に細かな土をかけて土の粒子のすき間を埋めていけばよいわけです。

この乾いた砂に手を入れて引き上げたときに掌についてくるパウダーのような砂を集めていた時に、どこかでこの粉を見たのを思い出し、そういえば粉絵具のようだと・・・・・そこで粉絵具を使うこととなり、さらに絵の具の色を変えて、ストッキングで磨き出来上がりました。

20年以上経過しますが、今でも光は失われず、壊れもしません。なんとたくましいものです。

2021年1月 森のたより

森のたより2021.01.07

あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いいたします。

誰もが予想できない1年を過ごし、収束の陰も見えない中で新しい年を迎えました。食卓を見ればおせちが並び、箱根駅伝はいつも通り放映され、家の中ではいつものお正月の風景があります。

おせち料理というか、お正月の食卓はいつもより品数がおおく並びます。大人でも口になじむものがあったり、どうも苦手なものがあったり様々です。みんな大好きが良いのでしょうが、そうもいきません。面白いのはおいしく思うものが年齢や年ごとに違うこともありますね。

子どもはどうでしょう。いわゆる食べず嫌いもあるでしょうが、好きなものを見つけるとそればっかり食べたりします。すかさず、「いろんなものを食べようね」と大人が声をかけます。

大人がこどもを見るとき、栄養に偏りが無いように、好き嫌いなくすべてをまんべんなく。という思いはどこにでも顔を出します。

確かに、いろいろな経験が人生を豊かにすることはありますから、人生の先輩として少しでもより豊かな人生をと願う純粋な大人の気持ちの現れでしょうね。

2020年12月 森のたより

森のたより2020.12.10

ECCの時間をお世話になっているのはアンドレ先生です。かれは園に入ったら英語しかしゃべりません。   

どれほど日本語を話すのかわかりませんが、とにかくながらこどもの森に来はじめて3年目になります。とっても優しくって子どもたちはECCの時間、アンドレ先生に会う時間を楽しみにしています。

このお便りでは異文化交流としてその時間をお知らせしています。現在ではECCにお世話になっているので英語の時間?あるいは外国語に親しむ時間?と理解いただいてると思います。

いずれにしても英語教育の時間だと思っておられる方が多かろうと思います。でも出発は少し違うのです。英語学習の時間を始めようとして始まったのでは無く、ある保護者からの提案から始まりました。

10年以上前の話ですが、英国人のお父さんと日本人のお母さんを持つ女の子が入園しました。どうやら、朝の送りはママが、お迎えはパパの担当なのか、楽しい毎日が続いていたと思っていました。しかし、ある日パパから相談を受けました。彼の風貌はいわゆる西洋人。大きな体で、金髪です。そのパパは「園長。どうも娘の友達たちが私を見る目がなにか怖いものを見ているような雰囲気を感じる。外国人に慣れてないのかな?コレって問題だよね?」ということでした。

その通りですね。「だったらあなたが園に遊びに来てくれたらどうですか?」と提案しましたが、それでは何か考えてみようと言うことで、数日後、私の友人で幼稚園に毎月行っている人がいるからその人と話し合いをと、友人を紹介していただきました。

そして彼の友人には「英語教室じゃない。とにかく子どもたちとコミュニケーションをとることを第一にして、一緒に遊ぶひとときを共にしてください」とお願いしました。それからその日を子どもたちが異文化交わる日と呼び始めたのです。

2020年11月 森のたより

森のたより2020.11.01

新型コロナウイルス感染予防で様々な変化を余儀なくされていますが、「おとまりほいく」もその一つです。

様々な行事は子どもたちが非日常の新鮮さを味わうひとときです。子どもはあらかじめ予定されたタイムテーブルでの安定した日常の中でこそしっかり育ちます。

非日常といえどもサプライズで無く、しっかり予告し、きっとこうなるだろうと予測してそのときを迎えます。秋晴れの気持ちの良い日が続き、色々な準備が整い、お泊まり保育の日を迎えました。

子どもたちにはとても気持ちよく1日を過ごせたようでした。

保護者の皆様には様々な感動をどのように話すのでしょうか。どうぞその声を担任に聞かせて下さい。もちろん、振り返りの時などに子どもたちの声は聞こえてきましたが、皆さんと離れてすごした一夜の心をゆっくり聞いてあげて下さい。

5歳、6歳と修学を来春に控えた子どもたちは色々なお話ができます。年長会議を始めて半年たちますが、自分の意見をみんなに伝える。あるいは、お友達のお話をしっかり聞く。そういうことがしっかり育ってきたようです。秋の森フェスでは連日年長会議を開いていました。どんなあそびがしたいのかな?という問いかけから始まり、色々なあそびを提案し、どれが良いか選択しました。実際ゲームをしながらどんな言葉でみんなに伝えることができるだろうかと言うことも考えました。

クラスの意見をまとめ、それぞれがあそびを提案してくれた秋の森フェスでした。かえって私たちの方が昨年までのことに気持ちをひきづり、本来点数化すべきでない毎日体操のあそびを評価の対象にしてしまうという失敗をしてしまい、猛省したことです。

2020年10月 森のたより

森のたより2020.10.01

すっかり秋になりましたね。気持ちの良い日が続き、どの子も外遊びに夢中です。

先日の教育保育見学会には多くの皆様にお越しいただきありがとうございました。

その際には毎日体操もご覧いただきました。毎日体操は子どもたちの細やかな身体能力とか体の機能、あるいはボディーイメージや空間認知を育むというような目的を持っています。

さて、子どもが体力をつけるにはどのようなことが好ましいのでしょう。と言っても、有酸素運動を心がけて、筋肉に負荷をかけてプロテインを飲むというようなことではありませんね。

以前、と言うよりかなり昔、園に正課体育を指導しますという体育教室のお兄さんに来ていただいていた頃がありました。体育となると、体の大きさや体力そのものに差がありすぎるのでクラス別というわけにはいかず、年齢別に「指導」をお願いしました。なるほど一年間の運動カリキュラムを立てて、なかなか面白そうでした。

でも、実際の指導風景を見ていると、いろいろな疑問を感じました。例えば鉄棒のカリキュラムでは30人の子に対して指導しますが、園にあるのは120㌢幅のものが二個あるだけ。ツバメになって捕まりましょうと言っても、せいぜい4人が捕まることができるだけ。足をかければ2人が使い、後の28人は見ているだけです。ずっと待ってて、鉄棒に捕まったらサッサと終わって後はみんなの終わるのを待ちます。待つことの練習はいっぱいできるけど鉄棒の練習はほんの少しでした。

そんなこんなでお断りしてしまったのですが、山梨大学の体育教授のレポートで園庭での自由あそびが一番という報告がありました。確かにあそびの種類を用意することで、ただ走り回るだけでなく、それぞれが工夫して遊びます。運動量もかなりになります。

2020年9月 森のたより

森のたより2020.09.01

少し季節の動きを感じる時もあるこの頃です。しかし、相変わらずの熱い空気に驚く毎日です。

非認知能力は点数化することができない能力と先月書きました。となると、小学校に入ると点数で個別に評価されるけど幼稚園やこども園では小学校のような評価がないからそんなに関係ないと思われるかもしれません。

果たしてそうでしょうか。今月には教育保育見学会を行います。その時、皆さんは何に注意してお子様をみられるでしょうか。どれだけできるようになったのか。あるいはどのように友達と話しているのか。そういうわが子の成長をみようと思いますね。ついつい見比べて評価をしがちです。

親にとってわが子の成長は何よりも、親自身に生きる力与えてくれて励みになります。期待してみている親の心を知っているかのように、その成果を見せてくれます。時には、その期待と、緊張感とに圧倒されて涙をためての時間を過ごしたり、お母さんに見られている嬉しさに自分自身がとまどってしまうこともあります。

いずれにしても見る親とみられるこどもという離れた位置にいますが、互いに意識し合う言葉にできない愛しさを互いが感じるのです。とても素晴らしいことだと思います。

その愛しさを抱くゆえに大人はじっくりとお子様の成長を待つことができます。子どもは親のまなざしに守られていることを実感し、さらに挑戦しようと自らを励まします。これらは非認知能力です。非認知能力は子どもの育ちの話だけではありません。未来に生きるのは子どもたちだけでなく、大人も未来を生きていくのです。認知能力と非認知能力は離れて存在するのでないのです。


2020年8月 森のたより

森のたより2020.08.03

梅雨明けです。空気も軽くなったようですね。子どもたちの声も元気に聞こえる気がします。
先回ではこども環境学会代表理事の仙田先生のコメントを紹介しましたが、もう8月ですが、園での生活はまだ2カ月です。感染が広まってくると気持ちもふさぎ、できることもしなくなる傾向があるので、このように長期化すると大切な時期を見過ごしてはしまわないか本当に心配です。
皆さんは認知能力とか非認知能力という言葉をお聞きになったことがありますか?
当たり前のようこの便りで使っていますが、まず認知能力。すなわちなにがしかを脳で認知していく力。例えば小学校で学ぶ算数とか国語。こども園でも自分の名前をひらがなで書いたり、絵本を自分で読んだり、カードの数字が5になったらベルを鳴らすゲームを遊んだりしてますね。いわゆるお勉強?と言ってもいいかもしれません。そのような能力は理解度をテストなどで点数にすることができます。点数化できる能力。又、誰かに教えてもらう能力と言うことができますね。
非認知能力は、非がついてますから認知能力じゃない能力。点数化できない。教えてもらえない能力ですね。自制心。いわゆる我慢するとか粘り強くがんばったり、誠実に行うこと。あるいは失敗しても前向きに再チャレンジしていく力。「いい性格してるね!」といってしまうような力。そのような能力です。これは逆に我慢できなかったり、ズルしがちだったり、すぐ諦めてしまうとなると非認知能力の育ちが弱い・・・となります。

2020年7月 森のたより

森のたより2020.07.01

例年より日差しが強いように感じますが皆さんはどのようにおもいますか?
先日の部分日食、僕は十分に見ることができませんでした。インドでは金環日食が見えたとか。海を渡ることは、ちょっと考えることができないこの頃、ネットやTVの情報でごまかします。
七夕がそうであるように、夏を迎える季節は雨上がりの夜空に月や星が美しい季節です。湿度が高く観測には適しませんが、ベランダから、お庭からお子様と一緒に夜空を見上げてみましょう。

昔月夜を散歩してると、つないでいる手を離れ、小さな手を合わせて月を拝むような仕草をすることがありました。そのときは、手を合わせて拝む人を目にする機会があるからと思っていたのですが、友達からもそんな話を聞きくうちに、どこかで学習しているから手を合わせているので無く、心のままに行う行為が手を合わさせてると思い至りました。
そして、それをどうだこうだと解釈したり、尋ねたりしないようにしました。不思議の一つです。子育てをしていると、こどもの行為に「アレ?」と感じることがよくあります。すべてに理由があるのですが、聞くだけヤボですね。ある日の2歳クラスの子です。木製のはめ絵をしてる子が完成まで後2個というところでその板の前を離れてしまいました。アレ?あと少しなのに?と見ていると、友達があそびあってるところに行き、ぐるぐるお部屋を回ってしばらく時を過ごし、やがて元の板のところに戻ってきて続きをはめて完成させました。・・・・完成した「はめ絵」を本にあった場所にかたづけて、スキップしてテラスに出て行きました。ずーっと見てると、わからなくなってこんがらがった頭をクールダウンして再挑戦!という塩梅の風景だとわかります。

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